第36回日本臨床栄養学会総会・第35回日本臨床栄養協会総会/第12回大連合大会

※ 本会の参加登録の手続きは当日登録のみです。

※ 混雑緩和のため、こちらより事前に参加申込書をダウンロードし、必要事項をご記入の上、当日、参加受付にてお申込みください。ご協力の程、宜しくお願い致します。

開催会場

JPタワー
ホール&カンファレンス
東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 JPタワー 4・5階

大会事務局

お茶の水女子大学
生活環境教育研究センター
近藤研究室
〒112-8610
東京都文京区大塚 2-1-1 
総合研究棟309
TEL: 03-5978-5812
FAX: 03-5978-2694
東京家政大学 
家政学部 栄養学科
〒173-8602
東京都板橋区加賀1-18-1 
病態栄養学研究室
TEL/FAX: 03-3961-0266

運営事務局・連絡先

株式会社 グラフティ
〒107-0052
東京都港区赤坂1-7-19 
キャピタル赤坂5階
TEL: 03-5545-5411
FAX: 03-5545-5142
E-mail:
rinsyo.eiyo2014@gmail.com

第36回日本臨床栄養学会総会 会長挨拶

近藤和雄会長

この度、第36回日本臨床栄養学会総会を平成26年10月4日(土)~5日(日)の2日間、東京駅丸の内南口前のJPタワー(東京中央郵便局跡地)のカンファレンスホールで、第35回日本臨床栄養協会総会(会長武田純枝教授)と合同で第12回大連合大会として開催させて頂くことになりました。これまで、私達の大先輩、大先達の先生方によって設立され、脈々と引き継がれてきた歴史と伝統を誇る日本臨床栄養学会の年次総会をお世話させて頂くことを大変光栄なことと思っております。

20世紀前半はさまざまなビタミンが発見され、多くのビタミン欠乏症が存在した時代でした。こうした時代では、否応なしに栄養学と医学は渾然一体とならざるをえず、医学そのものも栄養学を含んでいないと成り立たない時代でもあったわけです。それがその後の抗生剤の開発などの医学の急速な進歩、ビタミン欠乏症の克服、栄養不足の改善などがあいまって、いつしか医療の現場から栄養学が離れていかざるをえなかった結果が現在なのかもしれません。

とは言っても、栄養学が現在の医療、医学において全く不必要なものではなく、手術を含めた全身管理、飽食の時代になって問題となってきた肥満、糖尿病、油の摂りすぎの問題、高齢社会になったが故に生じた高齢者の栄養不足など、医学にとって栄養学の果たす役割は、まだまだ大きなものがあります。

そこで本大会では、テーマを医学と栄養学の融合として、「栄養療法ABC」、「スポーツ選手を育てるための食育と栄養」の2つのシンポジウムの他、大荷満生先生を中心に「高齢者の自立喪失の様相と栄養の役割」、宇都宮一典先生を中心に「糖尿病の食事療法における課題と展望」、吉田博先生を中心に「不飽和脂肪酸の臨床栄養学-心血管病の予防と糖脂質代謝異常への取り組み-」、さらには鷲澤尚宏先生を中心に「術後の栄養管理」と題した4つのシンポジウムを取り上げました。

特別講演には、前理事長の板倉弘重 茨城キリスト教大学名誉教授にお願いして、栄養と医療の間に存在する臨床栄養学についてお話しして頂きます。この他、白井厚治新理事長の教育講演「感動を呼ぶ臨床栄養学を目ざして」を含め、13の教育講演、刺激的な「食事療法は心血管イベント抑制に有効か?」と題するディベートセッション、特別シンポジウム、パネルディスカッション、ワークショップ、サプリメントフォーラム、8つのランチョンセミナーを用意しました。お陰様で、一般口演も目標の150演題には達しませんでしたが、141題の演題の応募を頂きました。誠にありがとうございました。うち10題は、若手奨励賞選考講演で審査されます。

本学会に参加される医師、管理栄養士、栄養士、研究者、医療関係者の皆様におかれましては、この学術集会での発表、報告を通して、議論して頂き、ご参加の皆さまが互いに研鑽出来る学会になることとともに、医学と栄養学が表裏一体であることを感じる学会になることを期待しています。

第36回日本臨床栄養学会総会 会長 近藤和雄
(お茶の水女子大学大学院 生活環境教育研究センタ- 教授)

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第35回日本臨床栄養協会総会 会長挨拶

武田純枝会長

第36回日本臨床栄養学会総会、第35回日本臨床栄養協会総会、第12回大連合大会を2014年10月4日、5日の2日間、東京駅前JPタワーのホール&カンファレンスにて開催いたします。第35回日本臨床栄養協会会長を務めさせていただくことは、誠に光栄なことであります。

今回のテーマは、「栄養学と医学の融合」~基礎研究に基づいた実践を目指して~といたしました。

今、栄養士・管理栄養士の業務は、目まぐるしく変革しています。近年の診療報酬の改定では、管理栄養士が、栄養管理の実施、NST、褥瘡予防、糖尿病透析予防、在宅医療などでチーム医療に参画することが算定要件となりました。管理栄養士が栄養管理の専門職として、積極的な「チーム医療」への参画が評価され、医療職としての立場が確立されと感じております。また、これからの対応として医療・福祉・保健の総合的な取り組みも求められています。これには相互分野間の理解が必要です。

栄養士・管理栄養士は、解剖生理学、病理学、公衆衛生学などの医学の知識や栄養学の知識のさらなる構築と、実践においては、心理学、看護学、調理科学、給食管理学などの分野と融合させる知識の研鑽を重ね、おいしくかつ治療効果の高い治療食の考案から、栄養療法・治療への展開を目指すことが急務です。 日本臨床栄養協会は、発足理念として「医師と栄養士が手を結べば何ができるか」というテーマを掲げてきました。まさしく「チーム医療」の実践の初めであります。現在ではこれを発展させ、医師、栄養士の他に、歯科医師、薬剤師、看護師、その他の関連する医療職の方々の連携が必要です。

今回のプログラムは、特別講演に、昨年「和食」のユネスコ無形文化遺産の登録に中心的にご尽力された熊倉功夫先生にお願いいたしました。先生のご講演の中から「栄養学と医学の融合」へ何かのヒントをいただけたらと願っております。他に特別講演1題を始め、教育講演13題、シンポジウム6題、パネルディスカッション、ワークショップ、ディベートなどと興味深い内容で数多く企画いたしました。一般演題は141題と多数ご応募いただきました。また、日本臨床栄養協会には、サプリメントアドバイザー認定機構がありますが、本年もサプリメントフォーラムを開催します。

今回の大連合大会会場は、リニューアルされた東京駅の景観を望める最高の立地にあります。景観を楽しみながら、ご参加いただきました先生方の有意義な大会になることを願っております。 多くの先生方のご参加を心からお待ち申し上げます。

第35回日本臨床栄養協会総会 会長 武田純枝
(東京家政大学 家政学部栄養学科 教授)

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